現代アート全盛の今ですが
ボクが欧米と日本で同じ現代アートでも
一番差を感じるところ・・・
それは、【基礎の部分】 です。
基礎をしっかりやった上での欧米と、
自由表現の名のもとに砂上の楼閣みたいなものを
作りがちな日本、
ボクがどうこういう資格はないけれど、
少なくとも美大といわれているところでやっていることは
かなり違いがあるといわざるをえないような。
NYにはたくさんのアート・アカデミーがありまして
名前を挙げたらきりがないほど。
大手になるとさまざまなクラスやコースがあって、
子供のクラスに力を入れているのが目を引きます。
(高校生クラス。 まずは基礎から!)
(社会人クラス。 この日は着衣のモデルさんでした。
内装工事のオッチャンかと思ったら生徒だった。)
ここで教えている Mr. Robert Zeller は 画家ですが
美術解剖学に依拠した授業を現代アートの学生にも
ちゃんと教えてゆく、アカデミーの先生でもあります。
消化したあとはどう表現しようと自由、でも自由という前に
基礎はしっかりやっとけよ、ということで。
(見えている脚の骨格は? 人骨模型で確認)
そのRobert Zellerの1枚の作品。
革のバッグのツヤツヤ感が妙にリアルですね。
同じく、彼のトルソー
うまくなりたい人は、ちゃんと習うようです。
(これはボクです。 腕と肩のつながり方、腕の出方、胴体部分との関係。
成安造形大学での授業にて)
成安の学生も、油画、日本画、イラスト、グラフィック、と集まりますよ。
うまくなりたいという意欲のある人だけ・・・、小田准教授の選抜です。